診療のご案内

アレルギー性鼻炎

どんな病気?

ある特定の原因物質(抗原)に対する抗体が体の中でつくられた後、再びその抗原が鼻から入った時に、鼻の粘膜でアレルギー反応がおこり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出現する疾患です。原因となる抗原は、日本ではハウスダスト・ダニが最も多く、次にスギ花粉、その他にはカモガヤ花粉、ブタクサ花粉、カビ(真菌)等があります。アレルギー性鼻炎のなかでも、花粉が原因のものを花粉症と呼んでいます。その他のハウスダストやダニなどで起こるものは、通年性アレルギー性鼻炎と呼んでいます。当院では、アレルゲンを特定するための血液検査も行っています。アレルゲンを知ることで、対処法の参考にすることができます。アレルギー性鼻炎は、喘息の発症率を高めるとの報告もされており、他のアレルギー疾患との関連にも注意が必要です。

治療は?

基本的な治療法は、抗アレルギー薬の内服や点鼻薬を用いた薬物療法です。最近は、眠気が少なく、効果が高い薬も増えてきています。薬の効果と副作用(主に眠気)には個人差があり、人によって合う合わないが出てきます。処方したお薬を基準に、効果と副作用を相談しながら、お薬を選ぶようにしておりますので、遠慮無くご相談ください。また、漢方薬は眠気の回避も可能ですのご希望の方はご相談ください。お薬による効果が乏しいようであれば、レーザー治療も行っております。アレルギー反応を起こしている粘膜をレーザーで焼灼し、アレルギー反応を軽減します(手術は健康保険の適応で、局所麻酔下に行います。手術時間は約30分程度ですが、実際にレーザーを照射している時間は5分程度です)。しかし、完全に、また永久的にアレルギー反応を抑えることは困難で、症状にあわせ何らかの薬物療法の継続が必要です。レーザー治療は、できるだけアレルギー症状が出ていない時期(オフシーズン)に行うことをお勧めしております。費用や時期に関しては、ご相談ください。

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診療科目
耳鼻咽喉科・アレルギー科
診療
午前   9:00〜12:30
午後 16:00〜19:00
※土曜午前は9:00~13:00
(受付は12:30まで)
休診
木曜、土曜午後、日曜、祝日
電話
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奈良県北葛城郡上牧町上牧2174-2

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